【作品名の「銀の匙」の意味とは何か?】銀の匙 Silver Spoon(11)/荒川弘


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銀の匙 Silver Spoon 11 (少年サンデーコミックス)

帯の実写版がハリー・ポッターにしか見えない。

今回も良作でした!

 

あらすじ&もくじ

バレンタインからエゾノー1年目の終わり・下宿生活の開始まで。

第89話〜第96話「冬の巻(26)〜(33)」を収録。

 

感想

八軒君の成長感がちょっとづつ表現されているのがいいですね。
確執のあった父親との会話(全然解決してないけど)、父親側の想いなどその辺が見えて良い巻でした。

特に良かったのがこの本の主題となる校長の「銀の匙」の話。

「この寮生活で培われた楽しいことをより楽しめる力、つらいことは耐える力で乗り切ってくれることと思います」
「まあ、つらくて死ぬくらいになったら逃げちゃえばいいんですけど」

**

「仕事をするにも道具やノウハウが必要で、それは自分ではない誰かが積み上げた歴史です」
「しかし、その積み上げも誰かに使ってもらわないと消えて無くなるのみ」

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「ただし銀は磨かないとすぐ変色します」

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抜粋なんだけど、このへんの一連の流れはじわっときますね。
後半で「校長は毎年寮生にあの話するんだよなー」と他の先生が茶化す場面もありますがそれもまた話全体の空気感が保たれてていいですね。

青春時代に悶々と悩んだり迷ったりしている純粋な気持ちを思い出すと同時に今忘れている気持ちも再び思い出せそうです。
良書。


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