shingetsu

新月を左に旋回 (A.L.C.DXもっと!)

公式ブログで「新刊が出ました!」という発表があったので購入。
マンガの内容についての前知識は全くなかったのですが、衿沢世衣子先生の作品は全体的に安心して見られるクオリティなので迷わず購入。

 

あらすじ&もくじ

謎の少年(?)「このはずく様」と神社で出会う中学生のユウコ。
そこに父親が現れ「狭苦しい家ですがご容赦ください」とこのはずく様に声を掛け、どういう経緯か、姉が留学していなくなった部屋にこのはずく様が住むことになり・・・

第1話〜最終話(11話)までの1巻完結のお話。

 

感想

2〜3回出てくるのですがこのはずく様がサイダーを飲むシーンがかわいいですw

それはさておき、衿沢世衣子先生の作品、安定の女の子のかわいさ。
そして今回はこのはずく様の不思議な感じが作品中を駆け巡っているのですが、それも心温かく見守れるところがいいですね。

なんだろうなあ、当たり前なんですが普段人間として過ごしているので、普通の生活には特別に「おかしい」と思うこともないんですけど、異なる立場から見ると「おかしい」というところもいっぱいあるんでしょうねという感じがする。

話の全体の流れはそこまで特異なものではなく、どちらかというと日常の話でそこに不思議感を混ぜた物語になっています。

最終話でお姉ちゃんの留学、このはずく様の存在、なぜそこにいるのかなどが全て明らかになります。1巻完結なのでそういう部分で非常に読みやすい一冊ですね。


(書籍・kindle両対応)

あと全然知らなかったんだけど「ズク引き」っていう狩猟の方法があるのね。
ちづかマップなんかもそうなんだけど、衿沢世衣子先生の作品ではこういう細かな知識というか知恵が織り込まれているところが素敵ですね。