「努力」についてのシンプルな名言。3月のライオン(10)/羽海野チカ


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3月のライオン (10) [BUMP OF CHICKEN]CD付特装版 (ジェッツコミックス)

Kindleだと通常の冊子より販売するのがちょっと遅いのが困りものなところ…ひとまず読み終わりました。
前巻は特に波乱の展開!というわけでもなく終わって、今巻はどうなるのかな?と思っていましたが、すごい。
全然期待を裏切らずに面白い。

毎巻毎巻こう面白いのも本当に感動しますね。

 

概要

***もくじ***

新しい日々

昼休み

もうひとつの家

やわらかい風

雨の降る街

泳ぐ人(1)

泳ぐ人(2)

訪問者(1)

訪問者(2)

約束

***概要***

零の成長(〜昼休み)

零が幸田の家に挨拶に帰る(もうひとつの家)

零と入江さんとの対戦(泳ぐ人1〜2)

川本家の父(訪問者1〜約束)

 

「もうひとつの家」での名言

幸田の家に帰った時、(幸田の側の)母親の回想シーンで名言が出てきます。
以下抜粋。

**

うちの子たちが彼にかなわないのは割と早い段階で気がついた

ー単純な話だ。端目にも明らかに練習量がケタ違いだったのだ。

それでも彼に負けたくないのなら彼よりさらに練習しないと始まらない

簡単な答えだった

ーだがしかし出来るかと言えば出来なかったのだ

正論を粛々と体現していく彼を前にうちの子達は自分の弱さに心を乱し粉々に崩れていった

私は自分の子供たちに反発され戸惑い主人はただ黙ってそれを見ていた

「やる気を他人にださせてもらわないといけない人間はどっちにしてもいずれ行き詰まる」それが主人の持論だった

弱い自分を直視できず手の届く楽しさに飲み込まれ

ある日「だって努力できるのも才能じゃん」と言い放った歩の言葉に

「はは」っと夫は笑った

ーあれが多分あの人が「棋士」としての歩を見限った瞬間だったのだろう

**

これはアツいですよね。
「努力できるのも才能」みたいな言葉は巷に出回っていますが、この流れで見るともう言い訳にしか聞こえない凄みがあります。

 

もう一つの名シーン・入江さんとの対戦

泳ぐ人(1)〜(2)で零と入江さん(初登場)との対戦があるのですが、これまた良いキャラクターが出てきましたね。
零と同じクラス(B2)なもののそこにくるまで20年かかっている棋士。
この人の落ち着いた大人感が素晴らしい。

ラストシーンの

勝った日は大いに喜び 負けた日は反省する

ーでも 苦しみすぎてはいけないと決めている

ーこの海はまだまだ広く 日々はこれからも続くのだ

ここが素晴らしい。
棋士に限ったことではなく、生きていれば良いことも悪いことも当たり前のように起こってきます。
ただ、その悪いことが起こった時に部分的にしか考えず苦しみすぎていることがあるケースのなんと多いことか…

それこそ「日々はこれからも続く」ものなので客観的に見るスタンスがいい、という感じ。とてもいいですね。
あと、2chなんかでも話題になっていましたが、この試合はどっちが勝ったのか…

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