昭和元禄落語心中(雲田はるこ)。八雲と助六の過去の話。

昭和元禄落語心中(雲田はるこ)

落語、というジャンルにスポットを当てた珍しいマンガ。

写真は3巻。八雲と助六の過去について語られています。

落語に生き残る道を作ってやりたい。
落語ならそれができるって俺は信じてます。

この助六がカッコいいわけですよ。
落語が愛され、寄席に客が集まっていた時代からの変遷。
それでも落語を守っていきたいという心意気。

この「職人感」がなかなか感動的です。

現代では落語が一般的な生活に身近ではない(と個人的には思います)が、そこだけではない文化の美しさ、芸の美しさが伝わってきます。

落語を知らなくてもその心意気を楽しめる一冊。4巻、続編が楽しみ。