前巻(28巻)の続き。
あらすじ
(前巻で開催した)峰ヶ山ヒルクライムレースの続き。
手嶋と葦木場が競っていたが、葦木場が頭ひとつ抜きん出て独走状態になりかけたものの、坂道が追い上げを掛け・・・!
感想
3年エース・新開に抜擢された葦木場の過去が明らかに。
実力はあるものの、主将の福富に「無期限出場停止」を言い渡された理由やその背景が出てきます。
ネタバレはできないですが、やっぱりこういうのいいですね。
過去の話の面白いところって「挫折」なんですけども、今作もそれが非常に色濃く出ている。
葦木場が元々は実力がなかったのに、どうやって今の道まで進んできたのか。
コマ数は少ないながらも、逆にその少ないコマから色々なことを想像します。
こういうのって自己投影ができるから面白いんでしょうね。
人間だれでも挫折はするし、その時はそれなりに落ち込むんだけどもそこを足掻いて美しく立ち上がりたい、そんな気持ちがあるから心を打たれるんじゃないかと。
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その他、杉元の弟が出てくる話や久しぶりの御堂筋くんの登場などw、内容は盛り沢山でした。
次巻も楽しみ。