スポ根ものの「合宿」が好きです。
それも地獄合宿、みたいなやつ。
そういうのを乗り越えて人が成長する様にものすごく感動するわけです。
3巻はその地獄合宿編。帯のちばてつや先生のコメント「どんくさい人間が必死で頑張る姿ほど清々しいものはない」とあるように、結構泣ける。
もくじ
激闘!愛と宿命の部活対抗リレー(1)
激闘!愛と宿命の部活対抗リレー(2)
激闘!愛と宿命の部活対抗リレー(3)
激闘!愛と宿命の部活対抗リレー(4)
なんてったって夏合宿
黒衣の魔女
薙刀教士
初心者の証
そもそもの間違い
弱き者の武道
方針には従うべし
美しい二人
感想
「そもそもの間違い」〜「弱き者の武道」がこの巻の素晴らしい部分。
まず旭が練習にも参加させてもらえず雑用をやらされている時の尼さんの言葉。
「とまあ向き不向きなんぞ、見方ひとつでどうとでも言える事だし、お前の身体はお前のまま。
いきなりハルク・ホーガンみたいになったりはせん。
確かな事だけを、キチンと味わっときなさいよ」
そして翌朝、さくらが脱走しようとした時に見かける旭の水汲みのシーンがとてもいい。
「私が他の皆より身体が小さく、力がない事は、何も今に始まった事ではないのです」
「そんな事最初から分かった上で、今日ここまでやって来たのです」
このあとの見開きのシーンがとてもいい。
意志の強さが明確に現れていて素晴らしい。
個人的に元気が無い時に読んでますw