「ベーシックインカム」という考え方が話題になっていたので読んでみました。
もくじ
第一章:日本一よく分かる「ベーシックインカム」(新田ヒカル)
ベーシック・インカムとは何か?
生活保護との違い
ベーシック・インカムの財源
ベーシック・インカムの正しい理解
ベーシック・インカムによって、生活はどう変わる?
ベーシック・インカムで安心の社会は実現できる
第二章:ベーシック・インカム実現への道(星飛雄馬)
下り坂の日本社会
年金制度はもはや維持できない
北欧から学ぶやさしい生き方
財源は特別会計にあり
ベーシック・インカム導入に欠かせない公正な徴税システム
水際作戦の真実 ある支援者の目撃(大平和博)
第三章:ベーシック・インカムは可能である
財源論から考えよう
崩壊する生活保護制度
年金制度の欺瞞
ベーシック・インカム導入に必要な財源
消費税を増税しよう
公共事業を減らそう
防衛費
公務員は怠けすぎ
これから地方はどうなる?
大きな社会負担・小さな政府
可能なるベーシック・インカム
気になった
生活保護との違いは?
生活保護の問題点
ベーシックインカムの財源
ベーシックインカム導入後に労働意欲が向上する
メンタル面の違い
ベーシックインカムが実現しているデンマーク
導入シミュレーション
特別会計の財源
増税してもいずれ慣れる
富裕層の増税をやれとやたら言うけど感情論でしかない
感想
ベーシックインカムの説明としては非常に分かりやすい本でした。
ベーシックインカムの良さはもちろんのこと、それ以外に日本が抱えているお金の問題をより深く知ることが出来ました。
※これはこれで問題だったりするのですが・・・
読んで納得する部分が多い一方で「実現されるかな?」というのが正直なところ。
もちろんこれが実現されれば本書で指摘があるように現在の問題点(国民年金など)が解消されるとは思うのですが・・・。
これを実現するにはまず選挙に行くことから始めなくてはいけないんだろうなと。
ベーシックインカムが選挙などの選択肢の一つとして入ってきた時に知っていると一つの指標になるので読んでおきたい一冊。