chocorate

チョコレート (ビームコミックス(ハルタ))

たまたま見つけてその素朴な絵柄が好きだったので購入してみたのですが、とても良かった!
話も素朴な感じでキュンとくる。

 

もくじ

表題の「チョコレート」と短編4編

チョコレート 第1話〜最終話(全14話)

ぼくのせんぱい

わたしのこうはい

だいすき

ぼくのおねえちゃん

(チョコレート番外編)今までも、これからも。

 

感想

本編「チョコレート」は東京から田舎(山梨あたりの設定?)の中学校に転校してくる女の子・椎名ハルコに恋をするユキヒロの話。
ハルコがまた表情少なくて、謎めいてる感じとか、ところどころに見せるちょっとした表情とか、とてもいいですね。

あとこの作品群の中で個人的に一番プッシュしたいと思うのが「ぼくのおねえちゃん」。
幼いころに遊んでいた近所のお姉ちゃんとの再会。
お姉ちゃん(ショーコちゃん)が高校生、主人公の男の子(ダイスケ)が小学生。

一緒に歩いていてダイスケが「背も伸びたよ!」とか話している感じとか
それをショーコちゃん視点で見る感じがとてもいい。

で、この最後のシーンがまた複雑な感じでいいわけですよ。
ただ複雑ではありつつも小学生視点なので話自体がすごく丸く、温かみを帯びているというか。
いや、続編とか作ったら大変なのかもしれないけど、話はすごく温かい。

これは安心してキュンとできる純愛マンガだと思います。
とても心が安らぐ。