どこかのサイトの広告を見て購入。
購入の動機は勢いではあったものの結果、とても良かった。すごく良かった。
割と泣けるのもあった。
もくじ
穂積さんの短篇集です。表題となっている「式の前日」はその一つ。
・式の前日
・あずさ2号で再会
・モノクロ兄弟
・夢見るかかし<前編>
・夢見るかかし<後編>
・10月の箱庭
・それから
感想
冒頭にも書きましたがものすごく良かったです!
作風なのか、短編だからなのか分かりませんが、1回サラッと読ませておいて最後に「種明かし」をして、もう1回読みたくなるという感じの作品が多いです。
そんな中で、私のおすすめは「あずさ2号で再会」。
1回目はそのままいったのですが、2回目に読み直してみたらちょっとホロっときた。これはまずい。
というか、ちょっとこの手の話弱いんですよ。同じような感じの流れで行くと「モノクロ兄弟」とかも。
全体的に人生を考える作品。
人生と言ってもそんなに堅いものではなく、人の一生でこんなことがあるかもという現実的なこと。
このへんの絶妙な感じが心の琴線に触れるのかもしれません。
いい話。おすすめ。
(書籍・kindle両対応)