やる気が出ないので読みましたw
もくじ
ITメディアエンタープライズに連載されていた「人生はサーフインのように」の追記修正を再編集したもの。
第一章 ネガティブな感情からポジティブな思いを掘り起こす「気持ちの切り替え方」
第二章 ストレス社会との付き合い方
第三章 過去を否定するよりも未来から見た現在を肯定する
第四章 なぜ社長はクラブに通うのか
第五章 「悩み」が作るクリエイティブな時間
第六章 「実現可能性の呪縛」を取り払え!
第七章 面倒くさがりは強みです
第八章 燃え尽き症候群かなと思ったら
第九章 やる気が出ない本当の理由
第十章 動かぬ彼を動かすには
第十一章 「口グセ」が作る新しい思考習慣
第十二章 これからのすばらしい時代に
気になった
抱いているネガティブな感情に対して「それによって何が困るのだろう」と「本当はこうあってほしい」が見いだせるまで繰り返し自分に問いかける
前向きな思いの中でできそうな小さなことを考えやってみる
時間が経過すると嫌だったあの出来事がよい出来事に変化する
「あのとき○○をしていれば・・・」と考えたくなるのは「別の選択肢を選んでいたほうが良い結果になっているはずだ」という前提があるから。しかし実際には良い結果になっているとは限らない。
未来から現在を眺める
望ましい未来から現在を眺めたらこの苦しい体験にはどんな意味や価値があるのかを考える
情報がたくさんあるがために自分が置かれている環境と周囲を比較し新しい悩みや迷いを抱えるようになったとも言える
答えを外に求めるのではなく自分に求めること。目の前の課題と向き合うこと
「絶対にやりたくないこと」を明確にすることでやりたいことが浮かんでくる
大切なのは行動すること
成果を出しているスポーツ選手やビジネスマンほど大きな虚脱感や挫折を経験したときに新たな自分や可能性にあっている
「やる気を出してもいいんだよ」と自分に許可を与える
発する言葉の語尾に「ありがたいなー」という言葉をつける
感想
特に印象に残っているのが2つ。
1.望ましい未来から現在を眺めたらこの苦しい体験にはどんな意味や価値があるのかを考える
ちょっと前に感想を書いた「3秒でハッピーになる 名言セラピー」でもこんなフレーズがありました。
1000人の聴衆の中で1年前の悩みを覚えている人は一人もいなかった
心をポジティブに持って行くには目の前の短期的な視点だけではなく、長期的な視点を持つことが重要なのかな。
2.「ありがたいなー」と言葉の語尾につける
ムカついていたらムカついていたでいい、というのがポイント。
それでもひとまず言葉として「ありがたい」と発することで、言葉と感情のギャップを埋めるような動きが起こるとのこと。
人間の頭の中の仕組みは案外単純とも言われているのでこのへんの理論はなんかすごく腹落ちが良かったです。
逆に口癖で「イヤだなあ」と言っていると、脳が嫌なことを合理的に探しだそうとして感情に対してネガティブに働きかけるのかもしれませんね。
***
ネガティブな感情を肯定すること、ネガティブな時に自分で自分をコントロールできるようになること。
その手法と仕組がまとめられていて良書でした。
こういうのが習慣になるといいなあ。
ネガティブ思考を治したい!という人が読むと参考になりそうです。
(Kindleのみ)
参照:Kindle端末のレビューはこちら
Kindle Paperwhiteを購入しました。その感想、良い点・気になった点。
“【ネガティブ思考を治したい人向け】やる気が出ない本当の理由/竹内義晴” への1件のフィードバック