Kindleストアでプッシュされていたので購入。
初めて読んだんですが作風が非常に和みますね。
あらすじ&もくじ
未婚の母の元、母子家庭で育った正午(しょうご)。
母親が亡くなってその葬式の日に、見知らぬ男の安藤が「私が君の父親だ」と名乗る。
不審がるものの母親が亡くなる直前に安藤に出した手紙を安藤に渡され「正午をお願いします」という母親のメッセージがあり、安藤と一緒に住むことになる。
安藤の家には3人の娘がおり・・・といった展開。
第1話 安藤家の人々
第2話 抱きしめたい
第3話 デートの相手
第4話 家族(ファミリー)
感想
とてもいいですね。
1995年に連載開始されたマンガなんですがマンガの所々に「90年代っぽさ」が出ていてとてもいい。
絵柄もどちらかというとちょっと昔風。
ただその良さってありますね。
母子家庭で育って、父親を名乗る男に連れて行かれた家は同じ年頃の娘がいて…というコテコテではあるんだけどなんかときめいてしまうものがある。
人間、どんな時代になっても心の根幹が変わらないんだなあと言う感覚ですね。
なんかこれが今の時代になってくると、もっと萌え萌えしてくるというか華美な感じがして、それはそれで別に嫌いじゃないんだけど、この作品のように静かに心の琴線に触れられる感じが心地よい。
あとこの作品は恋愛要素よりも家族愛の要素のほうが強めなので、見ていてほっこりしますね。
特別なことのない一日を描いていてもそこに温かみがある感じ。
***
それにしても高校生の時にいきなり年頃の3姉妹がいる家庭に放り込まれたら気が気じゃないですよねw
もし自分がそうなったらどんな感情を抱くのか。
そんな妄想をしながら読んでみると面白いですw
あと自分の年代になると安藤の立場だったら果たしてこんな風に優しく振る舞えるのかというのもある。
安藤は安藤で器用ではないけどまっすぐに愛情を伝えようとするところがいい。
だからこの人、うだつがあがらないような感じなのにモテるんだろうなーと。
正直、正午ができるきっかけとなった、正午の母親と安藤のシーンってすごい展開だなって感じですものねw
引き続き続編を読む。
(書籍・kindle両対応)