ゴールデンスランバー|伊坂幸太郎 公開日:2010 年 12 月 12 日 本 ゴールデンスランバー (新潮文庫) 文庫化されるのを、心から待ち望んでいました。 本屋大賞・山本周五郎賞を取り、映画にもなり、なにかと話題のこの作品。なかなか、実になかなか文庫にならず、しびれを切らしていたところでし […] 続きを読む
熱帯夜|曽根圭介 公開日:2010 年 12 月 10 日 本 熱帯夜 (角川ホラー文庫) この人の小説が好きなんだな、とこれを読んで実感しました。 お得意のどんでん返しが光る、表題作「熱帯夜」も面白いですが、収録されている短編「あげくの果て」が私のツボです。 というわけで、「 […] 続きを読む
利休にたずねよ|山本兼一 公開日:2010 年 12 月 8 日 本 利休にたずねよ (PHP文芸文庫) 千利休という人物は、かくも魅力に満ちた存在なんですねえ。茶の湯のわびさびの美学を追求した、安土桃山時代の人物です。秀吉に重用されながら、最後は怒りを買って腹を切って果てしまうのです。 […] 続きを読む
粘膜蜥蜴|飴村行 公開日:2010 年 12 月 6 日 本 粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫) 前作、「粘膜人間」が面白かったので、引き続いて購入しました。 日本推理作家協会賞受賞作と、帯に大々的に書かれてあり、かなり期待して読んだのですが……うーん、前作のほうが面白かった気がしま […] 続きを読む
みずうみ|いしいしんじ 公開日:2010 年 12 月 4 日 本 みずうみ (河出文庫) 結構いしいしんじは好きなんです。 独特の世界観と雰囲気が心地よくて。 なのですが、本作は一体何でしょう? いしいしんじらしからぬ、といった感じの、文学の匂いがぷんぷん漂ってきました。 全三 […] 続きを読む
布団・重左衛門の最後|田山花袋 公開日:2010 年 12 月 2 日 本 蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫) 好きな女性の布団の香りを嗅ぐ中年男性の話、というレベルの基礎知識しか持ち合わせていないままに読みました。結果、変態の話なんだろうな、と先入観を抱くのは致し方ないこととご容赦願います。 […] 続きを読む
玩具修理者|小林泰三 公開日:2010 年 11 月 30 日 本 玩具修理者 (角川ホラー文庫) 気になりつつも、なかなか手を伸ばせなかった本作です。 タイトルと、表紙のイメージから、グロテスクなストーリーを勝手に想像して、敬遠していました。ようやくアマゾンで注文して読んでみたので […] 続きを読む
赤朽葉家の伝説|桜庭一樹 公開日:2010 年 11 月 28 日 本 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) 中国地方の旧家、赤朽葉家の三代の女とその一族を描いた、長編物語です。 物語はそれぞれの代で、一部ずつ割り当てられています。 第一部は、語り手である「わたし」の祖母にあたる万葉。 […] 続きを読む
可笑しな家 世界中の奇妙な家・ふしぎな家 60軒|黒崎敬 ビーチテラス編著 公開日:2010 年 11 月 26 日 本 可笑しな家 世界中の奇妙な家・ふしぎな家 60軒 世界中の奇妙な家を集めた写真集です。 朝日新聞の土曜版だったと思いますが、おかしな建物の紹介をする連載がやっていまして、その中に、岩を利用した家(巨石を壁の一角として […] 続きを読む
東京タワー オカンとボクと、時々、オトン|リリー・フランキー 公開日:2010 年 11 月 24 日 本 東京タワー―オカンとボクと、時々、オトン (新潮文庫) ああ、悔しい。泣かされてしまいました。 母親ネタは苦手なんです。母の愛は偉大ですね。 ボクが生まれてから、オカンが亡くなってしまうまでの記憶をつづった物語です […] 続きを読む