読書で人生を豊かに変えるブログ

読書をしながら人生に厚みを持たせたい30代男のブログ(40代になりました)

「FR」の記事一覧

地球の食卓 世界24か国の家族のごはん|ピーター・メンツェル+フェイス・ダルージオ

地球の食卓―世界24か国の家族のごはん  文化・生活と食とは切っても切れない関係なんだなあ、というのを実感しました。  タイトルの通り、食事に焦点を当てた本です。30家族の一週間分の食料を撮った写真が圧巻です。生ものまで […]

死ぬことと見つけたり|隆慶一郎

死ぬことと見つけたり〈上〉 (新潮文庫)  読み終えて、ふう、とため息をつきました。  未完の作品でした。隆慶一郎氏の急逝により、残りの三話(十六話~十八話)が書かれないまま終わってしまっていました。  ああ残念。  せ […]

アサッテの人|諏訪哲史

アサッテの人 (講談社文庫) 「私」の書いた小説という形式でつづられるこの作品は、芥川賞、群像新人文学賞ダブル受賞という輝かしい経歴を持つそうです。  そう言えば、名前を聞いたことはあるな、と手にとって、読んでみることに […]

新装版 夢幻外伝Ⅰ|高橋葉介

《新装版》夢幻外伝I (ソノラマコミック文庫)  漫画について書くのは初めてです。  分類するなら、ホラー漫画でしょうか。  黒衣の男、夢幻魔実也が怪奇事件を解決していく、というシリーズものです。これがまた、奇妙な世界観 […]

白髪鬼|岡本綺堂

白髪鬼 新装版 (光文社文庫)  先日読んだ、岡本綺堂の語り口にひかれ、次いで、「怪談コレクション」なる副題のついた本を購入しました。  うん、やはり岡本綺堂の怪談は面白い。私好みです。  十三篇からなる短編集です。淡々 […]

夜間飛行|サン=テグジュペリ,堀口大學訳

夜間飛行 (新潮文庫) 「星の王子さま」は高名ですが、その他の作品は、意外に読んだことがない人が多いのではないでしょうか。  ということで、夜間飛行、読んでみました。  主人公は、郵便飛行業の支配人リヴィエール。彼は、非 […]

龍宮|川上弘美

龍宮 (文春文庫)  不思議な短編集です。  私が初めて川上弘美の小説に触れたのが、人間と異界の生き物とのかかわりを描いたこの作品集です。  イカカレーラーメンを食する、男の姿をした蛸の話、何代も前の先祖に恋する女性の話 […]

家畜人ヤプー|沼正三

家畜人ヤプー〈第1巻〉 (幻冬舎アウトロー文庫) 作者は変態だ、と断言できます。でも、天才でもあるのです。  全五巻で販売されていましたが、一気読みしました。どこからこの発想が出てくるのやら、という感じです。  一九六× […]

びっくり館の殺人|綾辻行人

びっくり館の殺人 (講談社文庫)  本格推理の名手、綾辻行人の「館シリーズ」です。  お屋敷町にある、びっくり館と呼ばれる館に住む少年・古屋敷俊生と親しくなった「ぼく」は、俊生の誕生パーティーに呼ばれ、そこで俊生の祖父と […]

有頂天家族|森見登美彦

有頂天家族 (幻冬舎文庫)  実のところ、私は森見登美彦があまり好きではありませんでした。「太陽の塔」「夜は短し歩けよ乙女」を読んで、ちょっと狙いすぎ感のある文体が気になって気になって。  なのですが、この話は面白く読め […]