読書で人生を豊かに変えるブログ

読書をしながら人生に厚みを持たせたい30代男のブログ(40代になりました)

「FR」の記事一覧

TENGU|柴田哲孝

TENGU (祥伝社文庫 し 8-4)  大藪春彦賞受賞ということで、少し前に本屋で平積みされていました。  一応、話題になっている本は読んでおこうと購入しましたが、これがまたすごい。ものすごいどんでん返しと言いますか、 […]

切っても切ってもプラナリア|阿形清和 文 土橋とし子 絵

切っても切ってもプラナリア  高校時代、プラナリアをこよなく愛する生物の先生がいました。 ことあるごとに、黒板にプラナリアの絵を描き、「かわいいですねえ」と連呼。曰く、より目になっているところが特にかわいいとのことでした […]

第四の手|ジョン・アーヴィング 小川高義訳

第四の手〈上〉 (新潮文庫)  稀代のプレイボーイであるパトリック・ウォーリングフォードは、サーカスの取材中にライオンに左手を食べられてしまう、その5年後、手の提供者が現れるが、手の持ち主の妻が「手の面会権」を主張して会 […]

ナショナル ジオグラフィック アーカイブ・ブックス 世界の自然遺産|日経ナショナルジオグラフィック社

ナショナル ジオグラフィック アーカイブ・ブックス 世界の自然遺産  自然・文化を美しい写真と共に紹介する雑誌、ナショナルジオグラフィックは、私の愛読書で、ここ四年ほど定期購読をしています。  この本は、ナショナルジオグ […]

ラットマン (光文社文庫)|道尾秀介

ラットマン (光文社文庫)  やはり道尾秀介はうまい。ミステリー小説では、深読みをせずに、ミスリードにもそのまま乗っかっていってしまう私は、この本でもまんまとおかしなところへ流されてしまいました。  登場人物は、主人公で […]

室町お伽草子|山田風太郎

 いやあ、痛快痛快。さすが山田風太郎。こんなに馬鹿馬鹿しい話を、こんなに面白く仕上げてしまうとは。  時は室町時代末期、応仁の乱もすでに終わり、戦国大名が台頭してきた時代です。足利将軍家の麗しい姫君・香具耶(かぐや)と引 […]

江戸情話集 (光文社時代小説文庫)|岡本綺堂

江戸情話集 (光文社時代小説文庫)  端正な文章だなあ、というのが第一印象です。 以前にも、岡本綺堂の作品を読んだことがあるとは思うのですが、若かりし頃でしたので、記憶から薄れてしまっていました。もっとちゃんと読んでおけ […]

神々の山嶺|夢枕獏

神々の山嶺(上) (集英社文庫)  陰陽師シリーズしか読んだことがなかっただけに、これは衝撃を受けました。いやあ、面白い。人生の全てを山に捧げ、山でしか生きていくことができなかった男の物語です。  物語は、登山家、ジョー […]

間取りの手帖|佐藤和歌子

間取りの手帖  住宅情報誌に掲載された間取りをひたすらに紹介している本なのですが、馬鹿馬鹿しく面白い。 本当かよ、と言いたくなるような間取り満載です。  中でも私のお気に入りは、DK7帖、洋6帖、ルーフバルコニー100帖 […]

外套・鼻 (岩波文庫)|ゴーゴリ 平井肇訳

外套・鼻 (岩波文庫)  いわずとしれた、ロシア大文学です。  外国文学はちょっと、という方も、ぜひともご一読を。二作合わせても百ページ強です。そして、読みやすい。面白い。 「外套」は、冴えない小役人、アカーキイ・アカー […]