読書で人生を豊かに変えるブログ

読書をしながら人生に厚みを持たせたい30代男のブログ(40代になりました)

「本」の記事一覧

利休にたずねよ|山本兼一

利休にたずねよ (PHP文芸文庫)  千利休という人物は、かくも魅力に満ちた存在なんですねえ。茶の湯のわびさびの美学を追求した、安土桃山時代の人物です。秀吉に重用されながら、最後は怒りを買って腹を切って果てしまうのです。 […]

粘膜蜥蜴|飴村行

粘膜蜥蜴 (角川ホラー文庫)  前作、「粘膜人間」が面白かったので、引き続いて購入しました。  日本推理作家協会賞受賞作と、帯に大々的に書かれてあり、かなり期待して読んだのですが……うーん、前作のほうが面白かった気がしま […]

みずうみ|いしいしんじ

みずうみ (河出文庫)  結構いしいしんじは好きなんです。  独特の世界観と雰囲気が心地よくて。  なのですが、本作は一体何でしょう? いしいしんじらしからぬ、といった感じの、文学の匂いがぷんぷん漂ってきました。  全三 […]

布団・重左衛門の最後|田山花袋

蒲団・重右衛門の最後 (新潮文庫)  好きな女性の布団の香りを嗅ぐ中年男性の話、というレベルの基礎知識しか持ち合わせていないままに読みました。結果、変態の話なんだろうな、と先入観を抱くのは致し方ないこととご容赦願います。 […]

玩具修理者|小林泰三

玩具修理者 (角川ホラー文庫)  気になりつつも、なかなか手を伸ばせなかった本作です。  タイトルと、表紙のイメージから、グロテスクなストーリーを勝手に想像して、敬遠していました。ようやくアマゾンで注文して読んでみたので […]

赤朽葉家の伝説|桜庭一樹

赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)  中国地方の旧家、赤朽葉家の三代の女とその一族を描いた、長編物語です。    物語はそれぞれの代で、一部ずつ割り当てられています。  第一部は、語り手である「わたし」の祖母にあたる万葉。 […]

ザ・万歩計|万城目学

ザ・万歩計 (文春文庫)  今をときめくエンターテインメント作家、万城目学の初エッセイ。  実のところ、作家の名前だけでレジに運んでしまったので、それがエッセイだということは、家に帰ってから気がついたのですが。  さて、 […]

陰陽ノ京|渡瀬草一郎

陰陽ノ京 (電撃文庫)  2001年の電撃ゲーム小説大賞金賞受賞作だそうです。ライトノベルにはなかなか手を伸ばさないのですが、わりあい評判がよかったので読んでみました。  タイトル通り、陰陽師のお話です。  とはいえ、す […]