新釈走れメロス他四篇|森見登美彦 更新日:2014 年 8 月 11 日 公開日:2010 年 10 月 30 日 本 新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1) 最近はまりだした森見登美彦です。また新しいのを読みました。 名作を著者が装い新たに書きなおした短編集です。主人公はおなじみの、ぐうたら大学生たち。どんなものがで […] 続きを読む
粘膜人間|飴村行 更新日:2014 年 8 月 11 日 公開日:2010 年 10 月 28 日 本 粘膜人間 (角川ホラー文庫) 最近はホラーを読む比率が高くなった気がします。 しかし、一口にホラーといっても、たくさんのジャンルがありますねえ。 この作品、真藤順丈「庵堂三兄弟の聖職」が角川ホラー大賞を受賞したとき […] 続きを読む
天使と悪魔|ダン・ブラウン,越前敏弥訳 更新日:2014 年 8 月 11 日 公開日:2010 年 10 月 26 日 本 天使と悪魔 (上) (角川文庫) あれ? という感じです。悪い意味での予想外。「ダ・ヴィンチ・コード」は面白かったと記憶していたので、こちらもかなり期待を込めて読みはじめました。 主人公は、ハーヴァード大の宗教象徴学 […] 続きを読む
ふたりはともだち|アーノルド・ローベル,三木卓訳 更新日:2014 年 8 月 11 日 公開日:2010 年 10 月 24 日 本 ふたりはともだち (ミセスこどもの本) たまには童心にかえって絵本など。 ユーモラスに描かれた、二匹のカエルの友情の物語です。 主人公はかえるくんと、がまくんの二匹のカエルです。 スマートなかえるくんと、ずんぐり […] 続きを読む
鴨川ホルモー|万城目学 更新日:2014 年 8 月 11 日 公開日:2010 年 10 月 22 日 本 鴨川ホルモー (角川文庫) 鹿男に引き続きの、万城目作品です。 鹿男も面白かったのですが、私はこっちのほうが好きです。馬鹿馬鹿しさもここまでくれば、大したものです。 タイトルにある「ホルモー」とは何か。 それは競 […] 続きを読む
生物と無生物のあいだ|福岡伸一 更新日:2014 年 8 月 11 日 公開日:2010 年 10 月 20 日 本 生物と無生物のあいだ (講談社現代新書) 遅ればせながらの本ばかりで恐縮です。 数年前に非常に話題になった新書です。「新書大賞 サントリー学芸賞 ダブル受賞!!」という、かろうじて本のタイトル、著者名が読めるほどの大 […] 続きを読む
乳と卵|川上未映子 更新日:2014 年 8 月 11 日 公開日:2010 年 10 月 18 日 本 乳と卵(らん) (文春文庫) 言わずもがなですが、芥川賞受賞で話題になっていた作品です。先日、文庫で販売されていたので、読んでみました。 一読、ああ、芥川賞だなという感じです。 中年にさしかかった姉妹と、姉の娘の三 […] 続きを読む
劒岳〈点の記〉|新田次郎 更新日:2014 年 8 月 11 日 公開日:2010 年 10 月 16 日 本 劒岳―点の記 (文春文庫 (に1-34)) 映画化されて話題になり、また、山好きの者として読もうと思いながらも、ブームの過ぎ去った今頃に読んでみました。どうもこれは、「小説」として読むべきものではないですね。 陸軍の […] 続きを読む
スメラギの国|朱川湊人 更新日:2014 年 8 月 11 日 公開日:2010 年 10 月 14 日 本 スメラギの国 (文春文庫) へえ、こんな雰囲気のも書くんだ、というのが一読した感想です。 直木賞を受賞した「花まんま」でも分かるように、著者はノスタルジックなホラーを得手としています。こちらは一転、現代もののホラーサ […] 続きを読む
秋の牢獄|恒川光太郎 更新日:2014 年 8 月 11 日 公開日:2010 年 10 月 12 日 本 秋の牢獄 (角川ホラー文庫) ああ、お待ちしておりました。 デビュー作「夜市」の世界に魅了され、それ以来、ずうっと気になる作家でした。 美しくも物哀しい、独特の世界はまだまだ健在です。 三篇からなる短編集です。 […] 続きを読む