話題になっている悪役令嬢作品を今まで読んだことがなかったのでSNSの広告きっかけで読んでみた。
もともとは悪役令嬢アンソロジー冊子(!)に収録されていたものらしく、それを単話版として編集したもの。
王家の婚約者である令嬢・ティアが別の令嬢・ソフィアに悪事を働いたと断罪される話。
軽くネタバレに近い要素も入るので注意してください。
感想
ソフィアはなんでもう少しうまくできなかったのかという最大の疑問。
ただ令嬢同士の間では素の顔を見せていたのでそんなに立ち振舞いがうまくもなかったのかとも思う。
むしろ周りの公爵があまりにも簡単に籠絡されてポンコツだったのか…
自分自身が触れた初の悪役令嬢作品。
悪役令嬢というのはその令嬢が悪いというわけではなくあくまでも「悪役」ということなのか。
逆に本編での本当の悪役であるソフィアのことを「悪役令嬢」として指しているのかな?とも考えたのですがタイトルには「無邪気に笑う」とあるのでやっぱり「悪役」はティアになるよね。
読後の感想としてはティアかっこいいとしか思わないw
自分を貶めようとする者がいても淡々と事実関係をまとめ、相手を諌め、うまく対処する(そして相手を華麗に倒すw)というのは憧れる。齢もおそらく20歳未満なので天性のものを感じる。
主人公ヒロインが性悪のような女なのかなと思ってたけども、そういうわけじゃなく、どちらかというと追放作品の女性バージョンのような印象。
追放されるわけではないのだけど華麗に、淡々と相手を論破するような胸のすく話。