高校時代、プラナリアをこよなく愛する生物の先生がいました。
ことあるごとに、黒板にプラナリアの絵を描き、「かわいいですねえ」と連呼。曰く、より目になっているところが特にかわいいとのことでした。
切られても傷口から再生するプラナリア。本書は、そんなプラナリアについて書かれた絵本です。
話は聞けども、実物は見たことがなかったので、本当に切られてしまったプラナリアと、再生途中のプラナリアの写真は面白く見ることができました。
確かに、可愛らしい顔をしていました。
プラナリアはどんなところで捕まえられるのか、といったことから、プラナリアの切り方、再生の過程の観察方法、記録すべき内容などが丁寧に書かれており、もはや手遅れかもしれませんが、夏休みの自由研究になかなか役立つ本かもしれません。
子供むけの本ではあるものの、好奇心を満たすには十分です。
ほんの少しですが、プラナリアを飼って(切って)みたくなりました。
切っても切ってもプラナリア|阿形清和 文 土橋とし子 絵
- 更新日:
- 公開日:
- タグ