左手に告げるなかれ (講談社文庫) 江戸川乱歩賞受賞作、という煽りにつられて買ってしまいました。ビッグタイトルなので、だいぶ期待を込めて読んだのですが、どうもいまいちでした。 主人公はスーパーで万引きの捕捉を行なう保 … 続きを読む
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美女と竹林|森見登美彦
美女と竹林 (光文社文庫) 最近すっかりファンになってしまいました。 さて本作、小説ではなく、妄想混じり(大半?)のエッセイということで、果たしてどのようなものか、危惧を覚えながら読んでみました。いやあ、面白い。馬鹿 … 続きを読む
新編 風雪のビヴァーク|松濤明
新編・風雪のビヴァーク (ヤマケイ文庫) 山をやる人必読、と私が言うまでもないでしょう。 冬の北鎌尾根で記録的な激しい吹雪に見舞われ、他界したクライマー松濤明の足跡をたどった一冊です。 1922年に生まれた松濤明は … 続きを読む
切羽へ|井上荒野
切羽へ (新潮文庫) 本の帯によると「繊細で官能的な大人の恋愛小説」だそうです。恋愛小説は苦手分野で、なかなか手が伸びなかったのですが、なんとなく買ってみました。が、ああやっぱり苦手という感じです。 主人公は離島(沖 … 続きを読む
インシテミル|米澤穂信
インシテミル (文春文庫) 私事ですが、この小説、記念すべきものなのです。 ずっと、電子書籍に否定的だったのですが、はじめて、iphoneアプリで一冊丸々読んでみました。悪くないです。ページの切り替えもストレスは感じ … 続きを読む
「怖い絵」で人間を読む|中野京子
「怖い絵」で人間を読む (生活人新書) 絵画の切り取った一場面をもとに、その時代背景あるいは画家の心境などを展開していく、という本です。 単行本でも「怖い絵」シリーズが刊行されており、ちょっと気になっていたところでし … 続きを読む
幻燈辻馬車|山田風太郎
幻燈辻馬車 上 山田風太郎ベストコレクション (角川文庫) 安土桃山時代→江戸時代 明治時代→大正時代 この2つと違って、江戸時代→明治時代の流れは、知識の上では分かっているのですが、どうにもしっくり来ません。ちょ … 続きを読む
田村はまだか|朝倉かすみ
田村はまだか (光文社文庫) タイトルからして、かなりのインパクトをもつ本作。単行本が出たばかりのころから、読んでみたいなあ、とは思ってはいたものの、小説は文庫で、という主義の私はしばし放置をしていました。 それがよ … 続きを読む
ジュリエット|伊島りすと
ジュリエット (角川ホラー文庫) なんだかんだ言いながらも、また読んでしまいました、角川ホラー。 結局のところ、私はホラーが好きなのかもしれません。良質のホラーに限る、ですが。 さて、本作です。 妻を亡くし、夜勤 … 続きを読む
BABY ANIMALS
Baby Animals (Touch & Feel) こんなにお得な本はない、と私は思っています。 タイトルの通り、動物の赤ちゃんの写真集です。 「動物」とはいってもその定義は広く、サルやライオンといっ … 続きを読む