本屋に行ったらものすごくプッシュされていたので購入。
「面白い」という言い方は凄く語弊があるのですけども、ものすごく読み応えがありました。
あらすじ
いわゆる悪ガキの石田将也のクラスにやってきた耳の聞こえない転校生・西宮硝子。
1巻はそのクラスの中での出来事〜将也の高校生活まで。
感想
ネタバレになってしまうのであまり詳しく書けないのですが、上記の「あらすじ」だけではあまり話の内容が想像できないかと思います。
ですので、ひとつ書いておくと全然心温まる話ではないですw
(少なくとも1巻は)
小学校だから生まれやすい差別、いじめ。
いじめの転嫁。
クズい態度の先生。
そして将也が高校生になった頃のお母さん(一コマだけ出てくる)
もう壮絶すぎて何が何だか。でも物凄い心に迫ってくる感じがある。ズンとのしかかってくる感じ。
最初に硝子が転校してきてすぐに心温まる話になっていたらあまり印象を受けない作品になっていたと思うんです。
もちろんこの本の展開にも賛否両論あると思うのだけれども、印象に残るという意味ではとても良い。
ぜひ手にとって欲しい一冊です。
あと硝子が見せる表情がところどころ良いですね。
将也との殴り合いのシーンの一コマがとても好き。
おまけ
吉祥寺の駅内の本屋(ブックファースト?)に原画が。
“聴覚障害の女の子の話。重い、けど、読み応えあり。聲の形(1) /大今良時” への1件のフィードバック