前巻の感想:聴覚障害の女の子の話。重い、けど、読み応えあり。聲の形(1) /大今良時
重いけど、読み応えがある!と思った前巻。そして今回書店に並んでいたのでもう即買いですよ。
これまた読んでてインパクトがあった!(「楽しい」はちょっと語弊があるので・・・)
あらすじ
1巻で高校生時代、将也と硝子が数年ぶりの再会というところで終わっているのですがその続き。
心を閉ざしていた将也の周辺に新たな人物が登場。
しばらくは高校生時代を中心に話が進むのかな。
感想
前巻ほどダークな側面はなかったような印象があります。
久しぶりの再会を果たして、ずっと後悔していて、謝罪の言葉を一言掛けたかった将也が悶々と奮闘する。
ダークではなかったものの色々と考えさせられるところはありますね。
贖罪の気持ちとか、許せないと思う人の気持ちとか、いろんな人の心が錯綜していて悶々とするんだけどやっぱり読んだ後の良かった感がある。
これはぜひハッピーエンドで終わって欲しいですね。
***
親の存在。
1巻でかなり思わせぶりな描かれ方をしていた将也のお母さん、生きててよかった!w
あと、硝子のお母さんってかなりキツイ態度を取ってくるけど、あれ、親の立場からしてみたら当然だよなと。
あまり背景として描かれてないけど、イジメを受けただけじゃなくて補聴器とかの経済的な部分も入ってくるので絶対キツイ。
そういうのも踏まえて本巻のあるちょっとしたワンシーンはいいなと思いました。
次回予告で昔の同級生と再び巡りあう、みたいなことが書かれてるんだけどこれはまた悶々としますねw
なんか彼ら/彼女らは土壇場で裏切ってきた感があるのでもうなんとも。
それでもきっとなんとかなる、という希望的な観測で3巻を待ちたいと思います。
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