押切蓮介先生「猫背を伸ばして」
本屋に行ったら押切蓮介先生の特集をやっていたので購入。
帯を見ると出版社をあげてのキャンペーンみたいですね。
先生の半生を自ら綴った自伝マンガ。
売れない頃の自宅生活やバイトの話など、割と悲惨なんだけど面白いですw
勢い良く読み進めていくと、ラストシーンの躍動感、あとがきのしっとり感が感じられます。
本人的には多分結構悲惨だった時代だろうし、当時は焦燥感とかそういうものがあったとも思います。
ただ、こうして一つの作品になって誰かを元気にする役目を担っているのを見るとそんな歴史というのも悪くはないんじゃないかなと。
もちろん渦中の本人はそんなこと思えるほど余裕もないんだろうけども…
元気のない時に読み返したい。
その時に自分に起こっている悲しいことも小さく感じられて、笑えるような気がする。
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余談ですが、巻末の特別編(付き合ってた彼女の話)も面白いですw